ミッションは、技術者をつくること。 次の世代へ技術をつなぎ、新しい価値の提供を目指します

K.N.さん

2016年入社 | 中途

機電 / 経験者  自動車電子部品の請負業務統括

大好きな自動車に関わる仕事に就き、
頭角を現す

大学卒業後は飲食業など複数の仕事を渡り歩いていたのですが、大好きな車に関わる仕事がしたいと思い、28歳のとき未経験からエンジニアへ転身。最初は自動車関連企業で設計や請負業務に従事してきました。
その頃、「日研エンジニアの請負部門では応力値や周波数などの要件をただ守るのではなく、数値の根拠まで追求できる」という話を聞き、衝撃を受けました。あらゆる要件の根拠を計算やロジックで求めていく技術理論にはずっと興味があったのですが、以前の職場ではそれを追求することができなかった。日研トータルソーシングならそれができると思い、入社を決意しました。
日研エンジニアの請負部門のポリシーは「技術者をつくる」こと。技術理論を重視しており、技術者=技術理論を理解しているエンジニア、という考え方が、私とマッチしていたんです。
入社にあたっては、これまでの経験を活かし、当時まだ規模が小さかった電子部品の請負チームの引き上げに貢献することを自らに課しました。国内最大手の自動車メーカーから受託している電子部品の搭載業務とワイヤーハーネスの配線設計業務を中心に担当し、今はその2チームを統括する立場として、約40名のエンジニアたちのマネジメントに従事しています。

日研エンジニアで得られた知識やノウハウを、
次の世代へ

日研トータルソーシングに入って、求めていた理論への探求はすぐに実現し、自らの知見がどんどんと高まっていく手応えを感じました。当時のマネージャーが請負部門のメンバーに対し、定時後や休日に自由参加の勉強会を実施しており、材料力学や機械力学を実際の部品と紐付けて教えてくれたので、本や研修からでは得られない深い理解ができました。休日を犠牲にしたくないと思う方もいると思いますが、私にとっては日研エンジニアに蓄積された膨大なノウハウを無料で学べるのは本当にありがたかったです。
あれから月日が経ち、私も請負部門の未来を引き継いでいく立場になりました。目下の課題は若手の育成です。「技術の保有と伝承と提案」をコンセプトに、勤務年数や知識・経験で上下関係をつけるのではなく、風通しの良い雰囲気の中で力のあるエンジニアを育てていく。CADをはじめとするソフトの操作、電子部品の知識、よりよいものをつくろうという視点、マニュアルの整備、新しいアイデアの提案力……蓄積された膨大なノウハウを明文化し、未経験者でも請負で活躍できるようになる育成環境の構築に励んでいます。

世の中に新しい生き方を提案できる
エンジニアをつくる

あらゆる要件が成立する最適解を導き出し、関係者との交渉をクリアできたときがこの仕事の一番やりがいのある瞬間で、エンジニアとしての自分にとってモチベーションの源泉になってきました。
最大手メーカーの社屋で仕事をすることに、もちろん最初は緊張もありました。だけど次第に「メーカーの社員にだって負けたくない」という気持ちが燃えてきて、臆せず交渉に挑み続けた結果、今ではメーカー側の若い社員たちからアドバイスを求められることも増えましたね。
エンジニアとしてのやりがいを日々感じながらも、今は管理職として後進の育成にも責任のある立場です。中長期的な技術の未来を見据え、より高い視点でアンテナを立てておかねばならないとも思っています。エンジニアの究極の使命って、世の中に新しい生き方を提案することだと思うんです。その実現に向けて、これからはプロジェクトを上流から下流までの一貫請負を増やしていきたい。そうすることでエンジニア一人ひとりの目標達成に資する最適な業務配置ができ、その積み重ねが「技術者をつくる」ことにつながっていくと考えています。

求められるものは高い。
だけど、その先の未来を切り開く

請負に興味のあるエンジニア志望の方はいつでも大歓迎です。請負部門の業務は、大きなプロジェクトに数人で取り組んだり、小さなプロジェクトを一人で複数進めたりとさまざまで、知識や技術だけでなく交渉力やタスク管理力も求められる、決して簡単ではない仕事です。
ですが、自動車を構成するあらゆる部品に携わる電子部品領域は、高度な技術よりも幅広い知識や多くの関係者との折衝力が求められるため、未経験からのスタートにはうってつけ。ここで経験を積んだ後、より専門的な工程やプロジェクトに携わるという、いわばエンジニアの登竜門のような環境です。
私自身、28歳で未経験から設計に携わりたいと思ったとき、まさか国内最大手のメーカーの本社でそこにいる優秀なエンジニアの方々と肩を並べて仕事をすることになるなんて、想像もしていませんでした。それが今では若手の育成を担う立場として、ある分野においては自分より上だと感じるメンバーもたくさん育ってきました。そういうエンジニアを一人でも多く育て、彼らにリーダーシップを取ってほしいと願っています。
車に興味のある方、知的探求心のある方、技術者としての高みを目指す方、ぜひ私たちとともに技術の未来を切り拓き、世の中に新しい価値を提供する仕事をしていきませんか?

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