調理師からアニメ関連ショップ店長
未経験からインフラエンジニアに転身

J.K.さん

2024年入社 | 中途

IT / 未経験者  インフラエンジニア

パン職人の夢から思わぬ挫折。
エンジニアと出会い、ITの道へ。

学生の頃から食べることや料理をすることが好きで。将来は調理師になりたいと考えていました。中でもパンの幅広さに非常に興味をもちまして、パン屋になることを目指して、地元を出て大阪の製パン専門学校へ行きました。ところが授業を受けている中で小麦粉アレルギーになってしまい、卒業しても仕事とするのは難しい状況になってしまいました。パン屋になる夢をあきらめて地元に帰り、客船内のレストラン調理師の道を歩み始めたのですが、今度は船内の生活用水にアレルギーが出てしまいました。もう飲食業は体質的に向いていないのではと考え、なにか別の趣味のことを仕事にしてみよう!とアニメ関連ショップの店員になってみました。するとすぐに店長に昇格し、販売実績全国1位を獲得、売り場コンクールに入賞したりと、どうも向いていたようで、やりがいもありとても楽しく毎日働いていました。ただふと将来のことを考えると、接客や仕入れといった汎用的なスキルしか身についていないことに段々不安を感じるようになりました。きっと不況になったら今よりも趣味にお金を費やせるユーザーが減っていく。そういった業界自体への不安もあり、年齢もキリよく30歳だったこともあって、本腰を入れた転職を決意しました。次は将来性の高いスキルが身につく専門職を目指そうと決めていました。その中でIT業界を目指そうとしたきっかけは、世界中で活況だというニュースが多いこともありますが、新規店舗立ち上げに携わった際の体験で、ネットワークやサーバーなどのインフラを設定していくエンジニアさんを見て、個人も企業も今後日本からこういったIT系のインフラの需要がなくなることは当面ない、水道ガス電気と同じくらい、ネットワーク環境があることが当たり前となっているし、手固い業界だな・・・と強く感じたことでした。

自分には遠回りする時間がない。
だから、きちんと比べて転職しました。

未経験OKのITエンジニアを募集する併願先企業をいくつか受けていた折、登録していた転職エージェントからのおすすめに日研の求人票がありました。ちょうどIT研修立ち上げのタイミングで、未経験者の受け入れに積極的な企業だという話を聞いて、これは畑違いからチャレンジする自分にとってチャンスかもしれないと思い、応募しました。最終的に日研を選んだ理由は、しっかりしたIT研修センターを立ち上げたばかりであることと、配属先がIT系になる可能性が併願先よりも高いことでした。併願先はどこも、IT以外の業界への配属の可能性、例えば最初の2~3年ほどは製造工場への配属もあり得るという話がついてきました。そんな中、日研は基本はIT業界への配属を目指すのでほぼIT系で配属先が決まるが、どうしても決まらない場合は相談するかもしれない、というニュアンスでした。年齢的にもう遠回りをしている時間はない!と私は考えていたので、IT系への配属の可能性が一番高い日研を選んで入社しました。そうして迎えた研修初日。同期の中でなんと自分が最年長。しかも周りの人は入社前にIT関連のスクールに通っていたり、実際に仕事をしてた人たちばかり。この中で完全未経験スタートの自分がついていけるのか・・・?とかなり不安に。でも講師の方々が基礎の基礎から丁寧に教えてくださるので、段々と不安よりも少しずつわかっていくことのほうが楽しくなっていきました。給与をもらいながらこんなに教えてもらえるなんて、本当にありがたい思いでいっぱいでした。とくにC言語の研修ではこれぞIT!と感動しました。同期たちとも、研修が難しくて色々と意見を交換したりしていくうちに仲良くなり、気がつけば当たり前にご飯に一緒に行くようになっていました。今でもボーナスが出ると別の配属先に行った同期メンバーとご飯にいったりしています。

技術だけでなく、
心構えも学べる研修。

これから入社を検討している人に研修室のムードをお伝えすると、まず雰囲気的には和気あいあいとしていますので安心してください。講師の方は元エンジニアの先達者として、ただ技術を伝えるだけではなく、優しいからこそ厳しいといいますか、現実的なことをいっしょにきちんと伝えてくれます。例えば、専門職になったらこの研修だけではまったく足りなくて、これから生涯勉強をして自分で技術を磨いていかないとやっていけないよ、といったエンジニアの世界に入る覚悟の必要性をしっかり教えてくれます。また、躓いたところを講師の方に説明するシーンはまさに実務上でよくある場面で、自分でどう考えてこれをやって、何がわからないのかどう困っているのかを上長に報告する、というところは非常に実践的な訓練だったなと感じます。そんな折、入社前はあんなに不安だった配属先はすごい速さで決まって、職場見学に行って一発で決まりました。あっという間でしたが、自分にとって研修期間は楽しい思い出となっています。決まった配属先は、工場・プラント、インフラ設備の立ち上げを行う大手グループ企業。そこで新規プロジェクトの開発を行う拠点のインフラ環境をどんどん新規で立ち上げていき、維持管理やCS的な現場のサポートも併せて担うというポジションを担当しています。まさに自分がこの業界に入るきっかけになったエンジニアの方と近い業務内容でした。すごい偶然ですよね。また、気さくな方が多く、派遣である自分にも色々な事を教えてくださいますし、日々何を勉強したら技術力が上がるのかなど実践的に教えてくださるので、ついていくのは大変ですが、どんどんスキルが身についていっている感覚があります。この道を目指すことのきっかけになった、あの時のエンジニアさんが言っていたことは、ああこういうことだったんだなと分かり始めてきていて、そんなところもちょっと楽しいです。

堅実に専門スキルを磨いていける環境に
満足しています。

まだまだ入ったばかりで至らないこともありますが、あまりIT系に明るくないユーザー向けに分かりやすく最適な環境を組んだり、その人のレベルに合わせたCSだったり、ベンダーを含めた企画や見積もりを上げたり、幅広い経験をさせていただいています。細かな要望にがんばって対応したプロジェクトの責任者の方から、あれから調子いいよありがとう!など言っていただけた時は、もう本当に達成感といいますか・・・とにかくとても気持ちいいです(笑)この仕事の醍醐味を感じます。チームメンバーは全国に分散していて、プロジェクト別に分かれていますが、わからないことがあったら上長のところに駆け込んで教えてもらいながら、段々自己判断で進められる範囲を拡げている最中です。今までの仕事よりも、ずっと社会の根本と繋がっているなと感じます。変な話、農業みたいな。そういった社会の普遍的な需要に関わる分野で技術力をつけていけているところに、今のキャリアの堅実さも感じられています。ぼんやりIT業界を目指していたころは、ゲーム開発や機械を動かす組み込み制御なんかも自分的には興味ありましたが、インフラはたくさんの人の役に立ち、絶対になくならないだろう点に強い魅力を感じます。今後AIの台頭でプログラマーが減っていっても、最後まで現場の需要は残ると思うんです。それから、営業さんの伴走にも助かっています。急な出張申請や有給取得方法の確認、寮に関する質問など、一生懸命調べて急いで答えてくださるので、安心して業務に集中できます。

これからは、現場にも日研にも
もっと頼られる存在を目指したい。

直近の目標として、今の配属先で計画されている事に全力で取り組んで一人で仕事を任せられるようになりたいですね。我々のチームの方針を変えていこうという話が上がっており、今までは困った人の依頼内容に対して解決していく存在でしたが、今後は何か困っていることはありませんか?とこちらからもっと積極的に訪ねて、どんどん改善提案をしていくスタイルに変えていこうとしています。自分の技術的にはまだそこに立てるレベルになく、「行けば確実に解決できるメンバー」には入れていないように思うんです。まずはそのメンバーに入るのが目標ですね。守秘義務があり詳しいことが言えないのでふわふわして聞こえるかもしれませんが(笑)そのためには、現場経験がまだ足りない。特にセキュリティ関連の知識が足りないと感じています。今は習ったのでいくつかはきちんと答えられますが、セキュリティの知識のない人間がただ動くだけの環境を用意してしまっては問題があります。もっと知識を伸ばして根拠のある環境構築を行っていきたいですね。セキュリティマネジメント系の資格も取っていきたいです。サポート業務の部分としては、ライバルはAIだと感じています。AIはどんな質問にもすぐに的確に返せますからね。店長時代にもちょっと利用していましたが、IPタイトルを入れてどれがヒットするか調査してくれたり、買取価格の根拠を出してくれたり、それが秒で出てきますからね。これならアルバイト2名いらないなとか思ってましたから・・・いつも危機感を感じています。派遣という働き方に悪いイメージを持ってる方もいる方もいらっしゃると思いますが、派遣の良さは転職せずに次のPJを探してもらえることだと思っています。現場の上司と派遣元の上司と2つの駆け込み寺があるのもいいなと思います。特に未経験からチャレンジするのであれば、日研はサポート体制もしっかりしているし、研修施設も豊富で基礎技術をしっかり身に付けてから派遣先に行く事が出来る点もおすすめです。今の仕事では今後生きていけるのか不安な人は、ぜひ日研の研修を利用して、エンジニアとしての第一歩を踏み出してもらえたらと思います。

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