地元の銀行員から大手自動車メーカー内の
ITエンジニアにキャリアチェンジ!

T.T.さん

2024年入社 | 中途

IT / 未経験者  システム開発エンジニア

将来のビジョンがぼんやりしたまま、
新卒で地元の銀行員として社会人デビュー。

高校生のころは、業界とか職種とか、将来についてなんとなくの方向性すら全然決まっていなくて。そのまま大学の専攻も、何がしたいというよりも倍率とか立地とかそういう要素で選んだものでした。入ってからそのうち何か見つかるかなと。在学中にYoutubeチャンネルを運用して遊んでいた時期がありまして、今思えばそれをきっかけにWEB系とかIT方面に興味が湧いたのかもしれません。いよいよ就活シーズンとなって、面接で有効に働くようにストーリーを組み立てたら地方銀行になったので、そのまま進めたら決まっちゃったって感じです。でも結果的にはわずか1年ちょっとで銀行は辞めてしまいました。申し訳ないんですが、自分にとって仕事がどうにもおもしろくなくて。新人なので事務作業とか来店対応とか電話対応とかから始まるんですけど、自分で思っていたより人と関わるのが嫌いなことがわかったんですよね(笑)電話がとにかく苦痛で。あらゆる用事が1本の電話番号にかかってくるんですが、それを担当先に振り分ける役割。常に受け身でいさせられて、雑多な面倒ごとを任されてる状況が許せなくて。もっと自分のアイデアや考えを形にできる仕事をしたい!という思いがあり、退職を決めました。

WEBデザイナーを目指してITスクールへ!
人気職の未経験スタートはほんとに狭き門だった・・・

退職後は有償のITスクールに入って、WEBデザイナーを目指してデザインとコーディングを勉強しました。WEBデザイナーとして転職活動しましたが、募集しているのは即戦力になる実務経験者のみ・・・未経験の僕はなかなか縁がありませんでした。目指してみてわかりましたが、なりたい人が多くて人気の職業だったんですよね。人手不足なんかじゃ全然なくて。そこで作戦を変更して、WEBデザイナーとも近しいITエンジニアの求人にも応募してみることにしました。その中に日研の求人がありました。併願先がある中で最終的に日研を選んだ理由としては、採用担当の方の人柄が大きかったと思います。とても丁寧に説明してくれて、僕の話もきちんと聞いてくれて。入社後のイメージも他社よりもかなり明瞭でした。研修から配属までの流れや、研修中の寮費や光熱費を負担してくれることなどを丁寧に教えてくださって、入社前から実際に自分がやっていける姿をイメージすることができました。またIT研修室が新設されたばかりで、自分が第一期生になる!という部分にも惹かれました。実は上京するのも、親元を離れて暮らすのも初めての経験。いきなり東京は身構えましたけど、結果としては楽しかったですね(笑)研修中は赴任費用はもちろん、寮費も水道光熱費も会社が全額もってくれるので、金銭的に余裕をもって安心して生活できました。

最初は専門的過ぎて意味不明だった研修。
不思議と段々話が分かるようになってきたんです。

研修に入って、ほかの人はどう思ってるかわからないですけど、自分は正直めちゃくちゃ難しい!と感じました。半分は自分と同じ完全未経験者だったんですが、もう半分はすでにIT分野で何かしら学んできたメンバー。とても焦りましたね。自分もスクールに行っていたし少しはやれるかな?と思って入ったのに、聞きなれない単語ばかりで何もわからず、この先やっていけるか心配でした。ところが自分が興味をもった分野を切り口に、段々と内容が分かり始めてきたんです。僕の場合はPythonという言語に興味を持ちまして、自分でちょっとしたものを作ってみたり、資格勉強に励んだりと、興味のままに理解を深めていきました。右も左も分からない状態だったのに、気づいたらもっと追求したい!というメンタルになっていったことが変化点でしたね。研修も折り返しになり、座学からプログラミングの実習に切り替わったんですけど、ひと通りの知識を得たつもりでいたのに、実際に手を動かすとなるとなかなか進まなくて・・・与えられた課題に対してアプローチ方法すら思いつかなかった時は、実際に手を動かす経験を積むことの大切さを痛感しました。講師の方々には、技術的な話だけなく寮のTV故障の対応やなかなか配属先が決まらなくて不安だった時の精神的なサポートまで、とても親身にサポートしていただきました。同期のみんなとの毎日もいい思い出です。帰り道でその日の研修内容について話したり一緒に資格の試験を受けたり、お互いに切磋琢磨できる心強い仲間になれたと感じています。またプライベートで一緒に出掛けたり親交を深めることもできました。

配属先は日本屈指の大企業に!
業務効率化システムの開発を担当しています。

そんな折、日本屈指の大企業に配属先が決まりました。驚きです。顔合わせの時はきっと堅苦しい人たちなんだろうと身構えていたんですが、実際に話してみると冗談も言うようなフレンドリーな方が多く、実際働いていても明るい職場です(笑)担当している業務は、まさにPythonを使ったシステム開発。自動車部品開発における業務効率化のためのシステム、例えば自動車部品の画像検査プログラム開発であったり、既存の鍛造シミュレーションソフトの改善などを行っています。6人チームで、リーダーがヒアリングしてきた要件をPythonで実装する役割を任されています。最初は知識も浅いし自動車製造の用語もわからないところから始めましたが、最近では「ここがダメだったからこう検証すべきだよね」っていう段取りが分かってきて、先輩に「要領がよくなったね」と言われたり、日々自分の成長を感じてます。プログラムの機能実装を行っている際に先輩から「そういう書き方もあるんだ」と言われたことも印象的でした。自分のやり方は冗長で先輩が書いたコードが正解であると思い込んでいましたが、未熟だからこそ新たな可能性の発見など、視野を広げるという点で貢献できると気づきました。まさにプログラミングには正解が無いからこそ難しくもあり面白くもあるということを実感した瞬間でした。ついに自分のアイデアが生かされる仕事に就けたってことでもありますね。エンジニアとしてプログラムと向き合いひたすら試行錯誤することは、常に新しい可能性を模索しているような感覚でストレスよりもやりがいや面白さが勝っていると感じます。

まずは一人前のエンジニアを目指したいです。
将来は、興味を広げてもっと幅広い技術を手に入れたい。

今の仕事についてから、自分の将来像について考える機会が増えました。こういう知識が業務に必要だから身につけよう!と自分から成長を目指して目標を設定することができるようになったり。具体的には3DやVRといった知識があれば、もっと様々な効率化を進められるだろうな、と思っています。プロパー側でもできる人が現状ひとりしかいないので、チャンスだなと感じています。まだ先のことはわかりませんが、まずは一人前の技術者になることをひとつの目標としています。まさに今日、今後は業務委託化も考えているというお話もいただいたんですよね。将来的にはチームリーダーもどうだろうなんてお話もいただいていて。そんなこと言われるなんて思ってなかったんでうれしかったです(笑)配属先の方と営業の方とですごく私を褒めてくれるんですよね。こういう道はどうか?っていう提案はうれしいですよね。こんな風に、未経験で知識が浅くても、日研を介することで思いもよらなかったところで自分に合った職種が見つけられるところにとても魅力に感じます。異動のたびに新しい人間関係を築いていくことが不得意だという人は苦しい時もあるかもしれないですが、将来のキャリアをどうしたらいいか迷っている方には特に入社をおすすめします!

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