異業種からエンジニアへ。
日研エンジニアの働き方、やりがいとは
プロフィール
T.Sさん
2018年入社 | 中途
前 職 ホテルやレストラン接客業の現場責任者
M.Tさん
2019年入社 | 中途
前 職 飲食店接客業のリーダー職
同じ配属先で働く先輩&後輩。
どちらもエンジニア未経験で日研に入社し、入社時研修を経て現在の配属先へ。
大手半導体メーカーのイメージセンサ開発プロジェクトで信頼性試験を担当している。
製品にどれだけ耐久性があるか、品質に問題がないかをチェックする工程のこと。イメージセンサはスマホだけでなく車載カメラや産業機械などその用途は多岐にわたり、近年ではDX化・AI化の流れから工場の自動化(ファクトリーオートメーション)にも活用されている。
最先端の製品開発に従事し、
膨大な専門用語と格闘する日々
T.S
私とTさんは大手半導体メーカーで、スマホのカメラなどに使用されるイメージセンサという製品の信頼性試験業務に従事しています。私は配属4年目、Tさんは3年目ですね。
M.T
そう言われて驚きました。もう3年目なんですね…あっという間でした。
T.S
こうした最先端の製品開発に未経験からエンジニアとして携わることになって、Tさんは最初にどう感じましたか?
M.T
もちろん初めは不安でしたが、もともと手を動かして何かを作るのは好きだったし研修で基礎的なことは教わったので、なんとかなるかなと思っていました。でも実際に業務を始めてみて、専門用語の多さには驚きましたね(笑)。
T.S
私もです(笑)。前職がホテル勤務だったこともあって基本的なビジネス用語もあまり知らなかったのですが、それに加えて社内の専門用語の量が膨大で。文書や会議でも、何を言っているのか最初はぜんぜんわかりませんでした。
M.T
私も前職は飲食業だったので、困惑しました。でもSさんは知識が豊富で、いつも助けてもらっています。担当案件は違うけれど同じ日研の社員だし、デスクがパーテーションを境に向かい合わせだということもあって、質問するのはいつもSさんですね。
T.S
パーテーションからニョキっと顔を出して、「忙しそうかな?質問できるかな?」と様子を見ていますよね(笑)。
M.T
職場の方々は分からないことは丁寧に教えてくれる良い人たちばかりですけど、やっぱり忙しいときに声をかけるのは申し訳ないですから。ところでSさんはどうやって今のような幅広い知識を身につけることができたんですか?
T.S
もともと調べ物が好きで、空き時間を使って社内資料を見たりしていましたね。そのうち、資料を自分で読み解いて疑問を解消する力や、勉強の仕方が身についてきました。膨大な専門用語も最初は圧倒されましたが、全部覚えるのは無理だと割り切って自分の業務に近い用語から覚えていき、恐れず積極的に使うようにしました。間違っていれば指摘してもらえるので、覚えるスピードが早くなったんじゃないかと思います。
M.T
定期的に開催される技術部会でも参加者への課題づくりをされていて、仕事の幅が広いですよね。
T.S
お互いのスキルアップにつながる、大切な役割です。前回のパワポを使ったプレゼン資料づくりという課題で、Tさんは忙しい中でも素晴らしい資料をつくってくれましたね。
M.T
いえいえ(笑)、まだ未熟なので頑張って慣れていかないとと思っています。


日研エンジニアで変わった
「仕事観」
T.S
Tさんとは入社年も近いし、前職の業種が似ていることもあって親近感を感じているのですが、どうしてエンジニアになろうと思ったんですか?
M.T
前職の店舗が閉業したのを機に、以前から好きだったものづくりの世界で自分にできることはないかという漠然とした思いで日研に辿り着きました。Sさんはどんな経緯ですか?
T.S
前職で10年以上勤務して、やれることは全部やりきったという思いがありました。体力的にきつい仕事でもあったので「年齢を重ねても続けられる仕事を」と思っていたとき、転職エージェントに日研を勧められて。大手だから安定しているし、理系科目が好きだったからいいなと思って入社しました。エンジニアが何をするのかフワっとしたイメージしかありませんでしたが、結果的には自分の好きな機械系の業務に携われたのでよかったです。
M.T
そうなんですね。私も未知の世界ながら好きな分野なので、新しい知識を身につけていくのは刺激的で楽しいです。
T.S
Tさんは日研エンジニアに入って仕事観に何か変化はありましたか?
M.T
前職ではリーダーとして客席の回転率を上げることが至上命題で、質より量を重視せざるを得ませんでした。ですが今はどれだけ質を上げるかが大事。そのために何をすべきかをじっくり考え、課題と向き合っていくという仕事観が身についてきたのは大きな変化でした。加えて、変わったなと感じるのはコミュニケーションの意識です。自分とは立場の異なる他部署の方に何をして欲しいのかを的確に説明するファシリテーションスキルは、日研に来て培われたと実感しています。Sさんはどうでしたか?
T.S
私も、問題が起きたときに原因を分解して対処を一つひとつロジカルに積み上げていくエンジニアの仕事スタイルは新鮮でした。今この瞬間の詰めの甘さが半年後に自分に返ってくるような世界なので、その場しのぎは通用しません。正確さや精度といった質を徹底する考え方が備わってきますよね。

未経験でも恐れずチャレンジを。
日研エンジニアはそれを支えてくれる
M.T
この仕事のやりがいって何だと思いますか?
T.S
一人では対処できない困難が訪れたとき、仲間と一緒にチームで解決していけるところですね。大きな困難をみんなで協力して乗り越えたときの一体感と、自分がその一助になれた達成感は、この仕事ならではです。Tさんはどうですか?
M.T
自分が担当した製品が世に出たときはやっぱり感動します。
T.S
それも大きいですよね。入社から4年経った今も、こうしたやりがいを感じながらとても楽しく過ごしています。それは日研のスタッフの方がいろいろなフォローをしてくれる点も大きいですね。
M.T
はい。キャリアやプライベートなど相談に乗ってくれたり、配属先との間に入って調整をしてくれたりするので安心して仕事に集中できます。
T.S
経験や職歴は関係なくエンジニア一人ひとりのことを考えてくれる会社だから、未経験者にとっても非常に良い環境です。最初は戸惑うことがあっても、知識や技術が身につけばそれがやりがいにつながり、「日研でよかった」と感じられると思います。
M.T
「未経験なんて自分だけじゃないのか」と不安に思う人もいると思いますが、実際の開発現場には実は未経験者はたくさんいます。大事なのは熱意や好奇心。ものづくりを仕事にしようという気持ちがある人には、ぜひ飛び込んできてほしいですね。