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リーダーとして後輩技術者を育てることで、事業の発展に貢献する 自動車部品設計 戸匹 健二 2004年入社 電気工学科卒

業務形態の変化によって、より一層設計に注力できる環境に

私は当社のエンジニア採用における1期生で、入社後、自動車メーカーのシャシ設計部門に配置されました。キーシリンダー、タイヤとホイール、ブレーキ関係の担当をそれぞれ3年ずつ勤め、現在はエンジンマウントの設計に携わっています。

最初の9年間と今では、クライアントである企業との契約形態が変わってきています。一言でいうと、より「設計」業務に専念できるようになっています。当初は派遣社員として配属され、担当内容には設計業務に関連する書類の作成など、事務的な仕事も付随していて、それに結構な時間を取られていました。例えば外部に部品製造を依頼する場合、さまざまなチェック項目があり、それを書類としてまとめて提出する必要がありました。現在の働き方は「業務委託」で、委託元の部署から特定の部品設計業務を切り出してもらう形になっています。現在担当している仕事がそうですが、委託内容が「エンジンマウントの設計」で、アウトプットする中身が明確になっています。その中には付随書類の作成は入りませんので、より設計に集中できるようになりました。この点は、委託という業務形態のメリットだと思います。ただ、「ここまでやってほしい」というはっきりした線引きがあることに対し、「ここまでやればいい」という甘えが出てしまってはいけません。確かにそのほうが楽かもしれませんが、楽をすることでエンジニアである自分が得られるものはありません。委託された設計水準に対し、培ったスキルやアイデアをプラスアルファし、いかに貢献できるかを常に考え設計に取り組んでいます。

設計の仕事を通じ、自動車開発の面白さを身近に実感

自動車のフルモデルチェンジは、おおよそ4年に1度というのが一般的な間隔です。この期間にあわせ、関係する部署と連携を取りながら、部品を作り込んでいきます。例えば、エンジンマウントの場合。エンジンマウントは、その名称のとおり、エンジンを自動車に乗せるときの土台となるパーツです。車両の骨格部分とエンジンを繋ぎ、エンジンの振動を減衰する役割を持っています。車両の大きさ、エンジン排気量によってエンジンマウントも異なります。エンジンは始動時や加速時の回転数上昇で振動を発し、それをボディや乗り手に伝えないようどう抑えるかが乗り心地を左右します。単純なゴムの固まりから、油圧を使ったもの、エンジンの負圧を利用するものなど、複数の方式のダンパー(ショックアブソーバー)の中から、車格に応じて設計します。一つのチームで4~5車種を担当していますので、試作時期が重なるときは、非常に忙しくなります。

これまで手がけた中で、最も興味深かったのはタイヤとホイールの設計でした。タイヤメーカーと打ち合わせをしながら、「この車にはこういうタイヤを履かせたい」というところからスタート。試作品ができてくると、評価部署の方と一緒に、テストコースで試験走行を行います。タイヤから発生する走行音や路面に対するグリップ力、段差を乗り越えるときのショックなどを細かくチェックします。それら各項目を、要求性能どおりに近づけるため、トライアンドエラーを繰り返します。改善された試作品ができてくるたびにテストコースで走らせ、理想に近づけていく。現場に出る回数も多く、自分自身の感性で直接確かめられる点に、自動車開発の面白さを特に感じることができました。

人材育成という重要テーマを任され、事業の発展にコミット

入社後10年余りが経ち、いまはリーダーとして、後継者を育てる立場になっています。それまでの9年間は、一人のエンジニアとして、与えられた仕事に注力することが何より大事でした。いまも設計業務に対するスタンスに変わりはありませんが、教えられる側から、部下を持って教える立場に。この変化は大きく、業務全体を把握し、日研エンジニアの管理職としての役割を担う場面も増えてきました。人材育成という観点でみたとき最初に感じたのは、技術者の一人ひとりに個性や適性があるということ。重要なのはそうした特性を見極めて個人個人のレベルアップを図り、クライアントの企業から「日研エンジニアでないと」と思っていただくことだと考えています。自分の仕事を持ちながら、同時に部下の育成を考えるのは大変ではありますが、事業の将来を考えるとき、人材育成は最も大切なテーマです。そうした部分に関われることが、いま、大きなやりがいになっています。

当社の取引先は1800社にのぼり、全国121箇所に拠点があります。(※2015年4月1日現在)当社に就職することで、多くの職業機会が得られます。いま、具体的な職業イメージがないとしても、仕事を経験していくなかで、やりたいことの輪郭が浮かび上がってくるはずです。クライアント企業との接点である当社営業担当は、それぞれの職場や仕事内容について習熟し、親身に相談に乗ってくれます。設計のスペシャリストとして日本の製造業を支え、同時に自分自身のキャリアやスキルを向上させていきたい。そう考える人に、ぜひ仲間になってほしいと思っています。

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